“きものを通してのおもてなし”が
日本はもとより世界につながるように活動を
続けていきたい。

小森 貴美代

Kimiyo Komori

一般財団法人民族衣裳文化普及協会
中部委員長

プロフィール

東京都出身/岡崎市在住  

1982年入会

昭和57年に「きもの講師養成講座」の2期生として入学。

61年よりきもの指導に携わる。平成7年には、きもの文化普及の功績が認められ三笠宮妃百合子殿下より文化功労賞を受賞。現在は協会の中部委員長として講師の指導育成に力を注ぐ。

講師インタビュー

Interview

きっかけは十二単の着装実演でした

母は普段着よりきものを着ていましたので、私もきものを着る事は自己流でしたが普通のことでした。結婚して岡崎にきて始めた趣味の木目込み人形の制作をして、色々なきものを着せていました。その中に十二単があり、やはり本物が見たいと思っていた時ですが、新聞に十二単着装実演「女性文化大学」の案内を見つけ、早速見に行くことにしました。やはりこの時に改めて「きものって素敵だな」と魅了されました。

家族できものを着て欲しい

民族衣裳文化普及協会に入会して、素晴らしい方々に出会い、どんどんときものに惹かれていきました。

きものを着つける時は、七五三や婚礼、卒業などのお祝い事が多いので着た方やその周りの方もとても喜ばれますので、着つけた私も大変嬉しく思います。この素敵な日本文化の一つであるきものを、「一家族に一人は着られる人」がいて次の世代に大切な文化を残して欲しいと思い、継承活動をするためにきもの講師になりました。

しあわせの感動

教え子のお嬢様が結婚されるときに「伝統的な黒打掛、金襴緞子を着たい!」とおっしゃったのを受け止め、娘のために一生懸命に金襴緞子のことを勉強され娘の幸せを願い一針一針縫いあげられ、式の日に着付けをされました。お祝いの席は感動で溢れ大変素敵な式になりました。きものを通して愛情や母の想いやきものの素晴らしさが次の世代に引き継がれたのを目にして、きものは本当に素敵で、そんなきものに携わってこられた自分を幸せに感じました。

人と人との繋がりを大切に

ご縁を大切に。全ては人との繋がりによって育まれます。着付け教室は様々な年齢の女性がいらっしゃいます。私の教室も若い方から高齢の方まで学ばれていますが、年齢の差を超えて交流があり、着付け以外も人に対する思いやりや知恵、更には倫理道徳まで人の行いを見て身につけています。若い方は高齢の方から、高齢の方は若い方から其々何かを学ばれています。私も学ばせていただくことがあります。人との繋がりが無ければ得られないことばかりです。人を大切にすることで多くのことを学んでいただきたいと思います。

平和な世界を。和心おもてなし

きものは不思議な力・魅力を持っています。きものを通して多くのご縁をいただきました。指導者に恵まれ、また生徒さんやそのご家族の皆様との出会いがあり、沢山の元気をいただくことができたことで長い年月過ごすことができました。今まで多くの方からいただいたご指導や元気の源は私にとって宝物です。その宝物を少しでも多くの人に渡していきたいと思っています。

きものを通じて世界が触れあい和む機会も多く、これからも「和心のおもてなし」で日本文化の良さと、きものの素晴らしさを伝えていきたいと思います。

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